『ブチ抜く力』与沢翼

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読書

まず、初めに…

いきなりですが、「成功者」ってどうしたらなれると思いますか。

もちろん、「成功者」の定義は人それぞれだと思いますし、それを一元的に定めることは野暮だと思います。

人それぞれ自らの思い描く「成功者」になることが大切だとは思います。

ただ、この本の著者、与沢翼という男に対して多くの人は「成功者」と考えると思います。(少なくとも一時的にでも…)

個人的にはピークの時期はそこまで詳しいわけではありません。

ネオ・ヒルズ族の代表的人物で豪遊している様子をメディアなどでいわゆる成金という印象を受けていたに過ぎませんでした。

もう少し言えば、本書で記述されているように、

「与沢翼」という名前を聞いた時、多くの人は「成り金」「秒速の男」「六本木で美女をはべらせ豪遊している、胡散臭くてイケ好かない奴」などのイメージを連想するのではないでしょうか。

与沢翼(2019)『ブチ抜く力』328頁 引用

とまさしく記述されている印象を抱いていました。

あと、イヤな太り方しているなぁ…(ハンターハンターとかに出てきそう…)

と最悪な印象を受けていました。

そんな印象を与沢翼さんに抱いていたのに、何故この本を購入し、読んだのか。

それは売れていたからです。(至極単純)

現在10万部近く売れているそうです。

嫌われ者であるとはいえ、「成功者」。

売れているということは人を惹きつける「何か」があるはずと思ったこと、そして、その真偽を自ら確かめる必要があると感じたからです。

何となくいい印象を受けていないけれど、私はそもそも彼のことを批評できる程彼のことをよく知らない。ということも大きかったです。

私のように与沢翼を知らないという人はまず知るという必要があるのかなぁと思います。知らないのに悪い意見が多いからと、自分もその意見に引っ張られてしまうということはある種仕方がない部分はあるけれど、同時に非常に怖いことだなぁと思います。

内容について

実際読んでみると…

これだけ「ブチ抜ける」のなら、大きな成功を得たとしても不思議ではないなという印象でした!!

簡潔に言うと、自分の頭で必死に考え、考え尽くした上で、軸を定め、一心不乱に努力を努力を重ねる。

言葉にすれば、ありふれていて、陳腐なものに聞こえるかもしれません。

しかし、多分本質とはそのようなものなんだろうなぁと感じる一方で、これが一番難しいのだとも思います。

ますます私たちの生活の中に情報は氾濫し、何が正しいのかをしっかり見定める必要がある中で、自分の信念を持って行動し続けることは当たり前のことである一方、やはり非常に難しい。

あれもこれもと手を出すんではなくて、一つも目標を定めて努力することが大切。

このことも最近多くの本にも書かれている印象があります。(G・マキューン『エッセンシャル思考』などなど)

そのようにして方向性を定めた上で、努力の量というのもやはり必要なのだと。

与沢翼その人の、そのストイックさには驚愕すると思います。

ここまで出来る人はほとんどいないし、方向性をしっかりと定められて、ここまで努力できれば、そりゃ成功するよな。

そんな印象があります。

彼は本書の中でも自身のことを不器用だと称しています。

確かによっぽど不器用でない限り、あんな失敗やこんな失敗はしないだろうな…と思います。(詳しくはGoogle先生に教えてもらってください)

ただ、不器用だったからこそ、愚直なまでに脇目も振らず全身全霊を込めて努力できたのだろうなとも思います。

やはり、才能豊かな人がスマートに色々なことを多方面に活躍しているのに憧憬を抱いてしまうと思います。

僕もそうです。ただ、まず何か一つのことに自らの持てる全てを込めて心血を注ぐことが大事なんだとも思います。

この本にはその方向性の定め方、そしてストイックに努力する環境を整える方法などが書かれています。

具体的なトピックスはビジネス、投資、ダイエットなどにはなりますが、これら以外の分野にも汎用性を有する内容だと思います。

特にダイエットなどは様々な理論があって、その理論間の矛盾に振り回されたり、誘惑に負けてしまった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。(経験談)

そんな人にも読んでいただきたい一冊です。

僕は与沢翼という男は上記で述べた印象の他に、ヒルズ族と称されていた堀江貴文さんと似たようなタイプの人なのかなという印象を受けていますた。

ただ、その方法論としては、通底する部分も多くありますが、ある種真反対というもので少し驚きました。

彼は恐らくですが、それほど才能豊かな人というわけではないのかも知れません。

だからこそ、彼に見習わなければならない部分が多くあるのではないでしょうか。

なぜなら、多くの人は才能豊かな人では恐らくないだろうから。

もちろん、人それぞれ何らかの才能は持っているのだと思いますが、やりたいこと、やらなければいけないことの才能はなかなかマッチしていないのが悲しい現実。

自らの持てるものと照らし合わせ、それを踏まえて判断し行動を起こしていくことが必要なのだと思います。

・何か頑張ろうとしている方にぜひ読んでいただきたい一冊でした!!

この本の感想等あれば、是非よろしくお願いいいたします!!!

【参考】

この投稿のアイキャッチ画像は「扶桑社 『ブチ抜く力』」(https://www.fusosha.co.jp/Books/detail/9784594079437)より引用しております。

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