今日はそう、とうとうやって来ましたよ!!
Mr.Childrenデビュー記念日です!!
1992年5月10日なので今年で27年目ですね。
改めてその凄さを感じますね。(しみじみ…)
そんな記念日に考察したいのは(凄く悩んだけど…)この曲!!
『Simple』!!!
25周年ツアーで桜井さんが、「もし仮に曲が有人格だったとしたら、Mr.Childrenに、鈴木英哉に、中川敬輔に、田原健一に、桜井和寿に歌ってほしいと言うんです」というMCから始まった『Simple』は記憶に新しいですよね。
物凄い感動に包まれました!
まだ見ていない人がいたら、ぜひ25周年ツアー、Thanksgivingを見てみてくださいね。
そして、この曲はMr.Childrenファンが選ぶ結婚式で使いたい曲一位!!(独断と偏見で選びました。異論は大いに認めます。)
私の友人の奥さんもMr.Childrenのファンでこの曲を使っていて、凄く感動しましたもん。
多分、結構なMr.Childrenファンじゃないと何ていう曲かわからなかったろうなぁ。
それでは、なるべく手短にして始めたいと思います。
何たって『Simple』ですからね。
マイナス思考で悩みまくった結果
この命さえも無意味だと思う日があるけど
「考えすぎね」って君が笑うと
もう10代の様な無邪気さがふっと戻んだ
作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲 Kazutoshi Sakurai
『DISCOVERY』より『Simple』
まぁここは結婚式には向いて無いですね。新婦側の父親だったら、こんないつ死んでしまうかわからないやつとの結婚許さないですよね。
でも、気持ちがすごいわかるんですよね。(多分、わかる人とわからない人との差が大きい部分だと思います。)
(参考として、陰鬱なやつの話でも聞いてみてください)私は生き物は遺伝子の乗り物だと考えている節があって、これだけ増えてしまったホモ・サピエンスの中で自分自身の命はそれほど価値がないなぁと思っているのですが…
ただ、こんな陰鬱な考えさえも「君」の笑顔は吹き飛ばしてしまうんですね。
そして、「10代の様な無邪気さ」が戻る。
小さなことでもけらけらと笑えたあの頃(箸が転んでもおかしい年頃って言いますもんね、まぁ10代女性を中心に使われる言葉ですが…)
10年先も 20年先も 君と生きれたらいいな
悲しみを連れ 遠回りもしたんだけど
探してたものは こんなシンプルなものだったんだ
作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲 Kazutoshi Sakurai
『DISCOVERY』より『Simple』
10年先も、20年先もって思える人に巡り会えることってこの上なく幸せなことですよね。
人はそれぞれに「悲しみ」を抱える。
なかなかそれを切り離すことができず、長々と連れ回してしまいがちですよね。
ただ、「悲しみ」で目が眩んでしまっていたけれど、自分が追い求めていたことはありふれていて、難しいことでもない、何てことのないことだったわけですね。
細やかな幸せの重要性を認識することって簡単な様で、難しいことですよね。
そういった種の幸せって無くなってから気づく、ということの方が多い。
それには時を要したかもしれない。
だからこそ、私は結婚式に適すると思うのです(しつこい)
ただ、ここまで恋愛に関連づけて解釈していますが、もちろん、友情などに置き換えて、解釈することも自然ですよね。
(そういった意味で25周年ツアーで桜井さん、いや『Simple』という有人格は聞かせたかったわけでしょうし)
喧嘩した時には欠点でもあんだけど
自分に正直で遠慮の無いとこにひかれんのさ
互いに背負った傷をいつしか
ちょっとはにかんで交換し合えたらいいな
作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲 Kazutoshi Sakurai
『DISCOVERY』より『Simple』
自分の正直でいることってなかなか出来ないことだと思います。
第三者には自分勝手のレッテルを貼られがちですし、責任の伴うことです。
それにも関わらず、正直でいられるということは「強い」人なんだろうなぁ。
そんな「強い」人の笑顔だからこそ、力、いわば魔力があるんですね。
喧嘩した時にはデメリットにもなり得るという言及が巧みだと思います。
(自分が傷つけられたことがしても、わざわざ言っちゃう感じとか)主人公の「素直」じゃない感じが出ています。
信頼関係の表れでもあるんでしょうね。
そんな「強い」「君」でもやはり傷を負ってきている訳です。
当然、主人公も。
本人にとって、そんなに誇らしい「名誉の傷」というわけでもないでしょう。
その「傷」をお互いに見せられる関係っていいですね。
そして、(ちょっと、恥ずかしがりながらも)その傷を共有していく。
寂しい曲も 悲しい曲も 君と奏でればいいや
失ったものを さりげなく憂いながら
微かな戸惑いを そっと吐き出しながら
作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲 Kazutoshi Sakurai
『DISCOVERY』より『Simple』
人生生きていれば、楽しいことばかりではありません。
寂しい出来事や、悲しい出来事だって、あります。
ただ、本当に心の許せる人とならば、悲しいことなども、一人の時よりずっと軽く感じられると言いますよね。(一方で、楽しいことは倍楽しく感じると。)
栄枯盛衰。かつて、力強く存在していたものが、時が経てば消えて無くなってしまうこともあります。それに対する無念さや混乱はつきものですよね。
ただ、それを自らの内に溜め込んでしまうのではなく、優しく吐き出すことができる環境であることで、私たちは進んでいけるんだろうなと思います。
ざあざあ降りの雨を全身で受けながら
凛々と茂るあの草木の様に
強く 強く
作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲 Kazutoshi Sakurai
『DISCOVERY』より『Simple』
心は雨模様などと形容したりする様に、雨(悲しい出来事など)ばかりだと、確かに非常に厳しいものです。
一方で、全くの雨の降らない様な場所だとどうなるでしょうか。よほど特殊な生き物でない限り、死に絶えてしまいますよね。
確かに、雨は冷たく、視界を奪い、辛いかもしれないけど、一方で、草木が雨を受けて生育する様に、人間も悲しい出来事を経て、強く、強く成長していくのかもしれませんね。
10年先も 20年先も ずっと傍に居て欲しいんだ
悲しみを連れ 遠回りもしたんだけど
探してたものは こんなシンプルなものだったんだ君となら 何だって信じれる様な気がしてんだ
探してたものは こんなシンプルなものだったんだ
作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲 Kazutoshi Sakurai
『DISCOVERY』より『Simple』
「君となら 何だって信じれる様な気がしてんだ」
どんな悲しいことも「君」といれば、その先の未来を、あらゆるものを信じて、生きていける。
そんな「君」とずっと生きていくという覚悟にも感じますね。
これが『Simple』でした。
歌詞の中身はシンプルな様で、考えさせられる部分もありましたね。
この歌は非常に汎用性が高い、空白が多い(例えば、「君」や「悲しみ」、「こんなシンプルなもの」などの語が代数の様に散りばめられていますよね)歌だなぁとも感じますので、多くの人に共感され得るものの、その中には非常に様々なストーリーが展開されるんだと思います。
よろしければ皆さんのストーリーをお聞かせいただければ幸いです。
そして、何より!!
Mr.Childrenの皆さん、10年先も、20年先も、素晴らしい歌を奏でていってください!!
デビュー27周年おめでとうございます!!
【参考】
このサイトのアイキャッチは「エンジンオフィシャルストア 『DISCOVERY』」(http://store.enjing.jp/sp/syousai.asp?item=TFCC-88137)の画像を引用しております。
コメント
[…] この感覚は『Simple』でも類似のことが歌詞の中にあり、非常にわかる!という人とわからない人との差異がある部分かと思います。 […]