【書評】『一度読んだら絶対に忘れない 世界史の教科書』/山崎圭一

スポンサーリンク
読書

世界史を学び直したい!!って方多いと思います。

もっと学生時代しっかりと勉強していたらなぁ…

そんな思いを抱いてしまうもの。まだ取り返しはきくと思いますよ!!

学生時代の自分が思っているよりもずっと教養って大事ですもんね。

また、もし学生の方が見てくれるのであれば、と考えるとこの紹介する本はあったら便利だと思います。

必ずしも、これで受験を全てカバーできるとは言わないけれど、一般の教科書は様々な意向により、一般的に「読みやすく、わかりにくい」ものであると言われています。

学校配布の教科書を完璧にできれば、多くの入試に対応できると思いますが、なかなか分かりづらい。そこで、分かりやすく、面白いあなたにとっての「教科書」を見つけることが大事だと思います。

私も世界史は苦手でした。

他の社会科科目は得意だった(昔のことですが、模試の日本史と公民は偏差値70近くありました)のですが、世界史だけは学校のテストで追試にかかるほどに苦手(追試は何とか受かりました)…

大学生になって、教職免許(地歴と国語)を取得しているうちに必死で考えました。

何故私は世界史が出来なかったんだろう、と。(苦手だったやつの私見です)

まず、世界史って一つの物語になっていないことが覚えづらい要因だと思うんですよね。

「似たようなカタカナが並んでて、ようわからんわ!」

ってなるんだと思います。

日本史と比較してですが、浅く広く学ぶことが多く、単語の暗記になりにくいのだと思います。それを上手く興味を惹かれるストーリーとして教えてくれる先生に出会えれば幸せだなぁと思うのですが、なかなか難しいですよね…

そして、一つ一つの単元の接続性が不明瞭になりやすく、またイメージがしづらい。

世界中をぐるぐると旅するように飛んでいくじゃないですか。

「昨日インドやってたのに、今日中国!?」みたいな。これがイメージしづらい地域(例えば、中東→インドとか)を股にかけた時は地獄ですよね…

これが自分で考えた汎用性ある部分での世界史を学ぶ難しさです。

世界史が得意だった人の意見も聞きたいので、もしいらっしゃればコメント欄にお願いします。

ただ、僕が一つ言いたいのは、世界史も本当に面白い教科だと思うということです。

歳をとって思うことですが、学校の勉強とは何かをしっかりと考えて学べばよかったなと思うのです。

学校の勉強なんて無駄だという意見も根強くあると思いますが、しっかりと活用できれば無駄じゃないとは思います。

正直、なかなか卒業してから、因数分解などを使うことはないと思います。

確かに多くの人にとって、コンテンツとしては「無駄」でしょう。

例えとして、スポーツ選手が筋トレをするのに似ていると思います。

サッカー選手が筋トレをする時、筋肉がつくとともに、筋トレの技術(正しいフォームや効率性)も次第に高まっていきます。

この筋トレの技術はウエイトリフティングの選手にならない限り、それ自体に意味はありません(サッカー選手が「綺麗なフォームで筋トレできます」と言っても、評価はされないですよね)が、一方で、サッカーをより上手にプレーすることに繋がるかもしれない、筋肉はついているのです。

これは勉強にも言えると思います。因数分解を使うことは意味がないかもしれないけど、それをしたことによって、因数分解をすることで培われた「力」はついている、というように。

世界史を始めとした社会科は「力」をつけるとともに、コンテンツとしても教養として、私たちを育ててくれるので、非常に大切だと思います。

だから、暗記科目として終わらせるのは非常に勿体無いと思います。

ただ…

やっぱり、覚えないといけない現状はありますよね…

せっかく覚えるんだったら、楽しく覚えましょ♪

ってことでこの本です!!!(前置き長い…)

この本の特徴は何と言っても、世界が「一体化」するまで、つまり、大航海時代などで、各地域の交流が活発になってくるまでは、各地域のストーリーを最初から最後までを通史で解説してくれます。

これによって、全体的な流れを身につけることが出来ます。

まず、大まかな時代の流れをつけて、そこから枝葉末節を足していくという学習方法が実践できます。

何事に関しても、木を見て森を見ずというようなことは避け、コアな部分を理解しないといけないのだと思います。

そして、何よりこの教科書は、「読みやすくて、分かりやすい」です!!!

公立校の先生がYouTubeに動画を投稿して、人気になってのこの本ですから、それはもうその実力は折り紙付きです。

試しにこの動画をご覧になってください。

正直、この単元は面白いという人は少ないと思いますが、ムンディ先生こと山崎先生にかかれば、「スムーズかつコンパクトに学ぶことができる!!」と感じると思います。

もし、しっかりと世界史を学ぼうと考えているのなら、持っておいて損のない本ですよ!!

そうではない人も読んでみると、意外な世界史の面白さに気づくかもしれませんよ。

最低限の世界史の知識はグローバルなスケールでは大切ですから、「理系だから」とか「歴史とか意味ないし」ではなく、一度手にとって見ることをお勧めします!

【参考】

この投稿のアイキャッチ画像は「SBCreative 『一度読んだら絶対忘れない 世界史の教科書』」(https://www.sbcr.jp/products/4797397123.html)の画像を引用しております。

読書
スポンサーリンク
シェアする
mrsanをフォローする
日常の中に彩りを

コメント

タイトルとURLをコピーしました