【漫画・ドラマ】『インハンド』【ネタバレ・感想】

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ドラマ『インハンド』良かったです。

 

最終話は正直2話に分けてもいいのでは?というほどのボリュームで、いろいろなことが起こりすぎた印象があったのですが、まぁ、エボラの無慈悲さを表現するという意味では正しかったのかも知れませんね。

 

エボラウィルスでさえも、「共存」しようというマインドチェンジは考えさせられるものがありましたね。

 

私たち人間はすぐ排除の論理を持ち出してしまうことが多いですから。

 

いくつか春ドラマを見ようと思っていたのですが、結局時間がなくてなかなか見られない中で、最後まで見ることができたのはこの『インハンド 』だけでした。

 

最後は続編にも続きやすそうな終わり方だったので、これからが期待されますね♪(まぁ、そうやって終わったドラマの大半が諸事情で続編を撮らないということは結構あるので何とも言えませんが…)

 

 

 

 

 

ドラマ全体として…

山Pかっこいいですよねぇ。憧れます。

 

テーマとしては寄生虫ということで、「なんかキモい…」とかで一般受けしないかと思われがちですが、そのキモさを打ち消す山Pですよ!!

 

まぁ、肝心の寄生虫などは可愛らしいイラストとして登場することが主なので、虫のようなものが苦手な方でも、それほど抵抗感なく、見られると思います。

 

そして、一般人には馴染みのない病気や症状などが登場するにも関わらず解説がわかりやすくて、非常に勉強になります。

 

普段生きていて、なかなか寄生虫の存在を考える機会ってないですよね?(魚を捌いてうへぇっていうような寄生虫と出会ったりするくらいで)

 

寄生虫という存在は一見宿主に寄生し、蝕んだりすることで悪い存在のように扱われてしまいがちです。

  

ただ、第一話でも言っていたように、我々人間はかつては寄生虫と共生しており、彼らとの関係性が無くなるような衛生環境の結果として、アレルギーが発症してしまう人が多くなっているという衛生仮説などの考え方もあるように、「絶対悪」ではないのだと思います。

 

こんなに出てくるんだ「衛生仮説」って感じです。

 

そして、寄生虫の存在と同じように、ドラマの内容の今の所の印象としては「正義」「絶対悪」を問い直すことが多い印象です。

 

「確かに…」と考えさせられることも毎回のことのようにあるので、一度見て見ることをオススメします!!

 

さて、この投稿のメインはここからです。

この『インハンド』。原作があるんです。(ご存知の方も多いのは重々承知の上ですが…)

話の大筋としては一緒であるのですが、登場人物が統合されていたり、そもそもの登場人物のキャラクター像が違ったりと、思った以上にドラマ版と漫画版では違いがあるのです。

例えば、紐倉博士でも、ドラマ版ではクールというか、ぶっきらぼうな感じですが、漫画版では飄々とした印象を受けます。

(山Pに引っ張られているのかなぁ…)

 

また、高家助手についても、ドラマ版では明るい性格で剽軽なムードメーカーという側面もありますが、漫画版ではどちらかと言うと、無口な印象もあり、ガッチリとした熱血漢という側面もあります。

(これも濱田岳さんの影響かな?)

 

まぁ、漫画とドラマの性質などを背景としているのかも知れませんね。

 

少し話の構造も変わっているので、どちらもそれぞれの作品として楽しめると思います。

漫画版だけしかない作品もあります(特に一巻はほとんどがそうです)し、結末の差異もありますので、是非是非手にとってみてください♪

 

僅かにも全部で3巻なので集めやすいですよね。

私が集めている漫画の一つである『コ◯ン』とかあとちょっとで100巻ですよっ汗

今から集めたらと考えたらゾッとするなぁ…

 

何はともあれ、漫画だからわかりやすい部分もありますし、オススメです!

 

今のところは単行本における最新話はドーピングの話の途中です。

 

このお話も非常に記憶の残っています。

 

「ドーピングは悪なのか?」とはなかなか難しい問いですよね。

 

恥ずかしながら考えたこともありませんでした。罰せられる選手などに対して、「まぁ、仕方ないよね」と。

 

線引きも確かに曖昧で、意識不足といえばそこまでのケースもありますが、風邪薬などを飲んでドーピング扱いされてしまうこともあり、疑問も残るケースもありますもんね…

 

作中で語られていた高地などの環境だけでなく、栄養価の高い食べ物を取れていることであったりも言ってしまえば、「ドーピング」などと類似の効果を生むこともあるのだと考えられます。

 

ただ、一方で、体がボロボロになるようなドーピングも存在し、また、ドーピングなしではスポーツ成り立たない環境になってしまえば、そのスポーツの価値というものも問われるでしょう。

 

考え続けていかない問題だなぁ、と痛感しました。

 

ついでに、多くのお話は結末やそれまでの展開がドラマとは異なる部分はありますので、ドラマをご覧になった方も楽しめるものとなっています。

 

ドラマの時系列ではこれより後に「鬼ヶ島」の話が来ていましたが、漫画版ではすでに完結しています。 

 

 

そして、この本を買えば!!

10M超級のサナダムシの標本の作り方も学べます。採集の仕方(自分の体内で宿して、生育して)から標本の仕方までです!!

12M級がギネス記録のようです!!目指せギネス更新!!!

えっ、いらない?(ヤッホー!)

ともかく知的好奇心が唆られるいい漫画になっています。僅か3巻ですが、非常に重みのある3巻ですよ!!

 

後一冊一冊が厚いので、読み応えがあります。

 

今のところ、右手の秘密の深部には触れられていないので、その部分の謎についてもまた考え、楽しむことができますね♪

 

【参考】

こちらの投稿は「TBS系ドラマ 『インハンド』」(https://www.tbs.co.jp/inhand/)の画像を引用させていただいています。

 

 

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