大人気シリーズ本ですね。
この本のイメージはどうですか?
私はずっと読もうと思っていませんでした。
Twitter等で流れてくるこのTestosteroneさんのツイートの理論がまさに「すべての解決策が筋トレ」というようなもので馬鹿げているなぁと思っていました。
多少、「暴論やん」と感じていたこともあり、なかなか手に取ることはありませんでした。
ただ、一方で核論のようなものもあるなぁとは感じている部分がありました。
そんなこんなで時は過ぎ、実はジムに通っていた期間は2年ほどですが、たまにとか、それなりにしか通っていませんでした。
古い友人を見かけて、凄いキラキラしていて、このままじゃダメだなぁと思い、心機一転し、筋トレに対しては本気になったのは最近なので、今なら違う視点で見られるのかな?と思って読んでみました。
すると、「確かにわかるなぁ」という部分が非常にありました。(気づいたらあっち側に踏み込んでいたんですね、まだまだ入り口でしょうが…)
例えば、筋トレをすると、疲労困憊で、どうしようもなく疲れて、気分が落ちている時でも、不思議と気分が上がってきます。
何かで読んだのですが、仕事などで日頃使っている脳の箇所ばかり使っていると、その部分ばかりが疲れてしまうからこういったことが起こるそうです。
そういう状態で筋トレなど運動を行うと一見、身体的に披露し、さらに疲れてしまいそうですが、意外とリフレッシュできるのです。
だから、あながち筋トレが解決策になり得るというのも間違いではないのかな?と感じます。
また、筋トレをしっかり行う上で、計画性や一つのことをやり抜く力など様々な能力を測ることができるというのもある程度は納得がいく部分です。(ただ、何も考えなしでがむしゃらにやっても、筋肉はついたりするので、すべてがそうではないのかもしれませんが…)
この本の中で、筋肉を核保有国が有する核兵器に例えていたのは、言い得て妙だなぁと思いました。
決して私は核兵器に対して肯定的ではなく、核が廃絶できればと思っていますが、いくつかの国が核を保有している現状がある以上、核の保有はある種、必要悪ともいう存在になっています。
「世界の警察」を自認する(していた?)アメリカが世界における問題に対して介入する際(これも多くの問題を引き起こしましたが…)、軍事力や核の力がなければ、アメリカの発言力はうまく働かないでしょう。
しかし、実際にはアメリカは軍事力や核を保有していて、他国はそれらを行使することを恐れるため、それを使わなくとも、発言力は高くなるという現実があるでしょう。
もちろん、超大国アメリカはこういった直接的な力以外にも多くの強大なパワーを有していることはもちろんですが…
また、北朝鮮という貧しい小国が一定度の発言力、またはその影響性を有しているのも、一重に、「核兵器」の存在であるという事実もあります。
「もしかしたら、一発打ってくるかもしれないぞ…」と世界中に思わせている点がその発言力に繋がっているのでしょう(狂人理論的な面も相まって)
いや、何が言いたいかと言うとね…
筋肉があれば様々なリスクを回避できたり、発言力が高まったりとたくさんメリットがあるかもしれないよね?ってことです!!
例えば、あなたが嫌な上司だとして、部下をいびるとしましょう。(仮定が最悪…)
その時にターゲット誰にしますか?ムキムキの人選びますか、キレたら逆にやられちゃいますよ?
ほら、筋肉役に立った〜。
例えば、あなたが痴漢だとしましょう。(仮定がまたまた最悪…)
どんな人をターゲットに痴漢しますか?海外モデルみたいなガッチリと筋肉のついた人狙いますか?逆にやられちゃいそうですよ?
ほら、筋肉役に立った〜。
もちろん、筋肉は万能でもないと私は思いますよ。
ただ、先ほどの最悪の仮定も、悲しいかな、現実問題として存在しているわけです。
そういった被害をなくしていかなければならないとともに自分も被害に遭わないことが必要になってきます。
そうすることで、強く「NO」を突きつけることができるというのも多いと思います。
現代社会は様々なリスクが転がっています。筋肉が全てを解決してくれるとは私はいいませんが、多くのことに対して有利に働くことが多いのだと思います。
ただ、全てを筋肉で解決するというような「筋肉大喜利」みたいな本として捉えるだけでなく、混沌に満ちた現代社会を照らす道標としてこの『筋トレが最強のソリューションである』は存在しているのじゃないかなぁと思いました。
改めて、この本を読んで欲しいのは、筋トレをしている方、今から始めようかなと思っている方、そして、筋トレなんかしたら筋肉付き過ぎそうだから嫌と思っている人です。
まぁ最後の人ですよね、この本でも繰り返し言われていますが、そう簡単に筋肉はつきません泣
そんなすぐについたら、みんなジムなんていかないでしょうし、筋肉隆々の人への評価などももっと低いでしょう?
何にせよ、面白い本ですよ。
ぜひ読んでみてください♪
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