英単語に意味を見出せ!!/『英単語の語源図鑑』

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読書

 

 

 

 

 

この本を読めばわかること・身につくこと

・英単語の語源を知ることができる

・無機質な記号の固まりではなく、意味のあるものの固まりとして英単語を捉えるkことができるようになる

・初見の単語にも対応し得る「単語力」を手にすることができる

 

みなさんは英単語を覚えるのは得意でしたか?

 

私は大の苦手でした。

 

理由はなんとなく理解しています。

 

それは私の不得意教科にも表れています。

 

苦手科目は英語と数学。

 

数学は公式などを覚えることが出来ず、英語は単語などを覚えるのが苦手でした。

 

私なりの仮説は、意味記憶(つまりは単純暗記)は苦手であるという一般的に広く共通するであろう特徴が私は顕著だということです。

 

一方で、多くの人がそうであるように、エピソード記憶(ストーリーが存在したり、それに関連づいたものがあったりするような記憶)は強いというものでした。

 

思い返してみれば、「1分間でこれを覚えて」というゲーム的なものは人よりも出来ない一方で、十何年も前のことを「お前、よく覚えてるなぁ」と度々言われるような特徴がありました。

 

そんな人って結構多いと思います。

 

そんな特徴があったので、私はコアとなる単語を覚えて、接頭語や接尾語など品詞などを形成するものを積極的に覚えるようにしました。

 

少しでも覚える単語数を減らそうと対策しました。

 

そういった影響もあってか、ある程度は英語は出来るようになりました(センター試験くらいでは170点程)が、所詮その程度で、TOEICなどでは650点程止まりと、まぁそこそこ止まりでした。

 

出来ないと断じるほどでもないけど、到底できるなんて言えない…

 

「もっと関連づけて覚えられれば、英語の語彙力が増やせるのに…」などと思っていました。

 

そんな最中に登場したのが、この『英単語の語源図鑑』でした。

 

ラテン語などにルーツをもつ英語に当然語源はあるとは知りつつも、なかなかまとまった形で学ぶことは出来ませんでしたが、この『英単語の語源図鑑』が出版されたお陰でそれも可能となりました!!

 

それぞれの由来などもしっかりと明記されているので、覚えやすいですし、可愛らしいイラストなども一緒に書いてあるので、スラスラと読み進めることが出来ます。

 

さらには、各章ごとにコアとなる語源を選んで、またそれに付随して形成される語から別の語源をを抽出して、そこ見開きで抽出した語源から形成される単語を紹介してくれるので、一度に芋づる式に多くの単語、語源に触れることが出来ます。

様々優秀な単語帳はあれど、「このタイプの単語帳はなかったなぁ」と感じます。

語源を知っておくと何が便利かと言うと、初見の単語であっても、その成分を分解していけば、意味が類推することができる、というケースは少なくないということです。

日本人の私たちが知らない、もしくは初めて見る日本語はあるのは当然だと思いますが、表意文字である漢字を基に考えれば、何となく意味がわかる!!というケースがあったりしますよね?

表音文字のアルファベットが単なる羅列という訳でなく、意味を持った固まりに変化するということは非常に意味のあることだと思います。

日本人が英語を学ぶ時は、ほとんどの場合、外国語を学ぶという立場になるのですから、日本語の時以上に知らない単語なども出てくるわけですからね。

また、「この単語本来はこういう意味だったんだ!」などの新しい発見などもすることが出来、表現や理解の幅も広がると思います。

多義語が多く、日本語と英語では訳する際に、単語を一つの意味だけに関連づけて覚えるのでは不自然な場面があります。

本来であれば、英語を英語のまま理解することが重要なのだと思いますが、現存するシステムではやはり英語を日本語に訳することが求められる場面は多いですから、あって損はない能力だと思います。

この語源図鑑ではより感覚的、エピソード記憶的に単語を学習できますので、記憶にも残りやすいわけです。

「無機質なもの」を暗記すると、覚えづらい上に忘れやすいですから、少しでも意味づけて覚えたいという方には本当にオススメです。

また、先ほどイラストについても言及しましたが、ビジュアルな印象が強いので、それほど勉強感は出ずに、気楽に英単語を覚えることができるという点も長い目でみれば大切なことだと思います。 

何度も何度も目にする単語帳ですから、少しでも可愛い方がいいですし、見づらければストレスも無駄にかかってしまいますよね。

「もっと早く出版されていれば~」と思いました。

出版されてすぐに購入したのですが、その時はもうすでに英語学習の必要性は下がっていたところだったので…

本来であれば、この本のお陰で、「TOEICで〇〇点上がりました!!」とか「外国人の方とスムーズにコミュニケーションが取れるようになりました!!」とか明確な成果を提示することができれば良かったのですけど、そういった機会も特になかったので、説得力に乏しく…

でも、この『英単語の語源図鑑』は非常に良い本であると思いますし、新しい観点で英単語と向き合えると思いますよ♪

強いて、改善点のようなものを指摘するとしたら、簡単な接頭語や接尾語を1ページとかでまとめてあるようなページがあれば良かったなぁと思うくらいです。

まぁこういうのはよく他の普通の単語帳に乗っていたりしますし、そこにページを割く必要はなかったということなのかもしれませんね。(私のレベルが低いだけ?)

何にせよ、一度が読んでみることをオススメします♪

 

東京オリンピックや大阪万博と外国人の方も多く来日しますし、そもそもインバウンドは増加の一途をたどっていますから、英語の重要性は高くなりますので、今、英語を勉強するチャンスかもしれませんね。

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コメント

  1. […] 以前『英単語に意味を見出せ!!/『英単語の語源図鑑』 』の投稿で、私は英語が苦手というか出来ないということは言及したのですがが、そうは言っても英語を話せるようになりた […]

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