この本を読めばわかること・身につくこと
・ややこしいミクロ経済学を気軽に学ぶ事が出来る
・教養としての経済学の知識を深める事ができる
・日常生活の事象を経済学的に考察する事ができる
経済学ってどういうイメージですか?
「経済ってつくくらいだから、お金のことばっかり扱うんでしょ?」「なんか堅苦しそう…」みたいなイメージをお持ちではないでしょうか?
私も最初はそんなイメージを持っていました。
経済学は専門外である私がちょっとした理由で、経済学をがっつり学ぶ必要が出てきたので、やりましたよ、しぶしぶ。
すると、思っていたよりずっと面白い学問だなぁと思うようになりました。
所詮は独学ですので、難しい数式や深い専門的なところは全くわかりませんが、基礎程度は身につけられたのではないかな?と思っています(もう忘れてるのかもなぁ…)
そこでわかったことは確かに経済学はお金を扱うことも多いけれど、人の行動原理を問う学問であるということです。
そして、ざっくりと言えば、その規模を「個人」に焦点を当てたものがミクロ経済学、「集団」に焦点を当てたものがマクロ経済学です。
「ふーん。で、勉強してなんかいいことあんの?」
そう思われることでしょう。
正直今のところ、対して勉強していない私にとっては数式などを多少解けるようになったところで、あまり影響はありません。
もっと高いレベルにあれば色々と言及することもできるのかも知れませんが…
そもそも私ができるような基礎レベルの問題は経済条件を単純化しているので、それをそのまま日常生活や一般生活に落とし込むことは難しいと思います。
経済活動はこのような構造で機能しているんだなぁということがわかるということは非常に意味のあることですが、なかなかそれを活用することは私には難しく…(出来ている人がいれば、教えて欲しい)
ただ、理論などの考え方や具体例を織り交ぜると意味のあるものだと実感できます。
また、先ほど言いましたように、経済学は人間の行動に焦点を当てた学問ですから、他の学問との相性が非常にいいです。
少なくとも私はそう思っています。
例えば、なかなか効果測定がしにくい分野である教育。これは先日紹介させていただいた『「学力」の経済学』などに代表されるように、経済学と結びつくことによって、説得力の有した教育経済学へと昇華されていますし、ダニエル・カーネマンの『ファスト&スロー』などに代表されるように人の心などに焦点を当てた心理学と結びつく事で行動経済学という学問に昇華したりとその応用性は非常に高いものとなっています。
まぁ昇華という表現を使いましたが、どちらかがどちらかに劣る、優れているというものではないでしょうから、悪しからず。
もしかすると、経済学を基にまだまだ新しい学問分野が生まれ、もっと主流になるものもあるかも知れませんよ。
そんな時のために、教養程度は学んでおきたいですよね。
「でも、どれから勉強すればいいのかわからない!!」という方に独学の初学者だった私としてはこれがオススメです!!
それは『この世で一番おもしろいミクロ経済学』です!!
「はいはい、漫画で学ぶシリーズでしょ。苦手なんだよね。」と思われるかも知れませんが、経済学の扉を叩く前にはこれくらいの難易度がちょうどいいのだと思います。
私がこの本と出会ったのは、結構経済学を学んだ後でしたが、この本を読んで一層理解が深まったとともに、何となく見た目が面白くなさそうというしょうもない理由で避けずに、最初から読んでおけばなぁという印象を受けました。
確かに、海外漫画のテンションで、それほど一般受けするものではありませんが、著者ヨラム・バウマン氏は自称「お笑いエコノミスト」らしく、ユーモアやウィットに富んだ作品になっていて、抵抗感なく学んでいくことが出来ます。
だって、ちょっと本格的に学ぼうとすると、すぐ数式などが出てきてなかなか理解しにくいことが多いですし、最初から構造をしっかり理解しておくと、これは何の数式なのか?という疑問を解消してくれることもあるはずです!!
私がなかなか出来なかった日常生活に経済学を落とし込み、具体例を基に説明することをこの本は可能にしています。
さまざま経済学の入門書はありますが、ミクロ経済学については、私が読んだ中でこの本が一番良いのかなと思います。
ちょっと経済学勉強してみようかな?昔やっていたけどもう一度学び直してみようかな?という方は気軽に手にとってみることをお勧めします!!
もしかすると、もっと生活を合理的に送れるかもしれませんよ♪
コメント
[…] の学問分野などとの結びつきがしやすいと言及しました。(漫画で読める最強のミクロ経済学入門!!/『この世で一番おもしろいミクロ経済学』 を参照していただけると幸いです♪) […]