この本を読めばわかること・身につくこと
・効果的な英語学習の方法を習得できる
・英語学習へのマインドセットを改められる
・英会話を有効活用する方法が学べる
最近、「〇〇2.0」みたいなタイトルのなどってめっちゃ多いですよね…
「変動の時代とは言っても、何でもかんでもヴァージョンアップしすぎじゃない?」なんて思ったりするのですが…
ただ『英語学習2.0』は英語学習の概念を大きくアップデートしてくれるものだと思います。
英語の学習は多くの人にとって必要なものになってきていると思います。
インバウンドは増加し、2020年東京オリンピックや2025年大阪万博など日本が世界に向けて行うこれから私たちが二度は経験することはできないかもしれないような催し物が待っています。
この貴重な機会をしっかりと楽しむためには世界の共通言語的な側面もある英語を身につけておきたいものですよね。
ただ、そうは言ってもなかなか英語習得は難しい。
中学校(もしくは小学校)から英語を学んできたにも関わらず、一向に英語を話せるようにはならない…
まぁ、そもそも従来の学校教育の英語は話せるようになることを主眼に置いてないなかったのだとは思いますが…
英語を話せるようになると、単純にコミュニケーションできる人の数は絶対に増えるでしょうし、様々なコンテンツを楽しむことが出来ますし、いいことずくめですよね。
以前『英単語に意味を見出せ!!/『英単語の語源図鑑』 』の投稿(単語についての本の投稿です。オススメですよ♪)で、私は英語が苦手というか出来ないということは言及したのですがが、そうは言っても英語を話せるようになりたい!!
でも、いろいろやることはあるし、時間的コストや費用的コストはなかなか割くことはできない…
そんな状況です泣
では、こんな私でも英語を話せるようになるのか、『英語学習2.0』を見ていきましょう♪
作者である岡田祥吾さん、外資系コンサルティング会社、マッキンゼーに活躍された方ですが、元々は英語が非常に苦手だったと言います。
マッキンゼーの同期から入った当時一番英語が出来なかったと形容された岡田祥吾さんが英語教育の会社を起業するのですから、相当気合が入っています。
岡田祥吾さんが英語力の伸びに関して、このような数式を示しています。
英語力の伸び = 学習生産性 × 投下時間
これは英語力だけでなく、すべての事に汎用的に言えますよね。
岡田祥吾さんは日本は英語学習の方法が非常に多く、恵まれすぎていて、返って自分にあった学習法を選ぶことが出来ていないと指摘します。
それとともに、岡田祥吾さんの会社、プログリットではどんなに多忙な人でも一日2~3時間の英語学習を確保できるようになるそうです。
つまり、生産性の向上と時間の増加の両面から英語力の伸びを実現するわけです。
英語学習や英語の学習時間を創出するマインドセットを大きく変えていきます。
私たちはどうしても英会話で英語力の直接向上させようとしますが、プログリットでは英会話を練習試合のように用いるそうです。
確かに、擬似的な会話ではありますが、なかなかこういった考えで英会話を行なっている人は少ないのではないかな?と思います。
私がこれを知らずに英会話を習うとすれば、英語を話せる方に何かを教えてもらおうというスタンスで行ってしまっていたと思います。
そして、英会話には費用がかかるので、週に1、2回で終わってしまい、それで英語学習をした気になって、結果が出ずに文句を言いながら、やめてしまうように思います。
英会話=練習試合というマインドセットであれば、この練習試合に向けて様々な練習を行なうもので、いかに練習試合で出てきた問題点を改善していこうかという観点で、日々の英語学習を練習のように行うことができると思います。
では、その練習は何をすれば、そしてどうすれば時間を作り出せるのか?
『英語学習2.0』の中で、戦略のないうスキマ学習には価値がないと言います。
スキマ学習というのは既存のライフサイクルの中で、空いた時間を英語学習に費やすという観点から行われます。
ただ、それでは今普通に生活している私たちに2、3時間の空き時間があるかというとそんなことはないですよね?
『英語学習2.0』では、24時間全体的に考え、仕事などの捉え方など、包括的に再考するので、スキマ学習とは根本的な考え方が違うのです。
そして、私たちがなんとなく意味がなかったと評することの多い、受験英語にも価値を見出します。
受験英語の根底をなす、文法力と単語力はスピーキングやリスニングにおいても大きな意味をもつと評価しているのです。
確かに、ノンネイティブである我々が外国語である英語を学ぶ時には必然的に文法力や単語力が不可欠となるのは想像に難くないはずです。
つまり、受験英語は話せるようになる上での下地となるのです。
同じようにTOEICに対してもTOEICが出来ても話せるようにならないという指摘に対して話せる人はTOEICくらいできるという反論を基に、TOEICも受験英語と同じように話せるようになることの下地になることが指摘されています。
単語などはエビングハウスの忘却曲線を根拠に同じ単語を連続で、少しずつずらしながら学ぶことが推奨されていたり、リスニングの能力向上にシャドーイングが効果的で、ディクテーションはそれほど効果がないなど、英語学習において効果的な方法を総体的に明示してくれます。
英語学習というものも結構経験論に基づいていたり、自身が認知していない部分があったりとしますが、科学的な根拠に基づく内容が多いですし、さすが元英語が苦手な人が作ったメソッドなだけありますね。
何かを教えることは好きで、すんなりとできた人よりも、苦労して苦労した人の方が上手に出来たりすることもあります。
『英語学習2.0』は残念ながら、楽して学ぶのには向いていないようですね。(残念だけど、それが現実…)
ただ、しっかりと実践できれば着実に英語力を高めていけるように感じます。
あなたにあった英語学習の一つの候補として、『英語学習2.0』の学習法を入れてみませんか?
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