あなたはもう読んだ?いわゆる2000万円の年金問題の火付け役!!/『金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」』

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雑記

 

 

 

この報告書を読めばわかること・身につくこと

・「2000万円年金問題」を正しく深く知ることができる

・政府や官庁の読むという選択肢を作ることができる

・投資や銀行のビジネスモデルの変容への理解を深めることができる

 

一応まとめておこうかな?と思ってなので、記事にしておきます。

 

いわゆる、「2000万円年金問題」は今やだいぶ収束したと言ってもいいですよね。

 

収束したからこそ、冷静にその報告書に何が書かれていたのか?ということをしっかり吟味する意味があるのかも知れません。

 

もちろん、激しく燃え上がっている時に、ちゃんと原文に当たって考える。ということも非常に重要になってきているのですが…

 

余談ですが、「Deep Fake」と言われるAI技術に基づく、画像加工、動画加工の技術が高まり、各所で問題となっています。

 

最近だと、あんまりちゃんと見ていないのですが、菅田将暉主演の『3年A組』でも登場していたように思いますし、ザッカーバーグが話している動画などを見た事がある人もいっらしゃると思います。

 

そして、さらには、女性の写真を撮ると、その写真の写っている人の肌の色などを踏まえたヌード写真がすぐに作れてしまうアプリなどがリリースされたことでも、私たちのすぐそばに「Deep Fake」の問題はきているのだと思います。

 

しっかりと原文を触れるなどエビデンスをしっかりリーチしていったりするなど情報リテラシーを高めていきたいですね♪

 

何故今やるのかは先日の投稿(今こそお金について考え、そして我が子へ伝えよう!!/『お金の教育がすべて』)で、『金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」』の主張の一つであるNISAやiDeCoの活用が指摘されていたことに関連づけたいなぁと思ったからです。

 

テレビなどのメディアはわかりやすく情報を提供してくれますが、その削ぎ落とした部分にこそ価値があったり、どうしてもセンセーショナルな内容にしようとしたりしがちですから、全てを鵜呑みにしてはいけないですよね。

 

揚げ足取りや言葉狩りが横行する中で、本当に大事なことは何なのかは自分の頭で考える習慣をしっかりとつけたいなぁと思います。

 

そんな感じで気楽にまとめてみたいと思います。

 

正直51ページ程度なので、霞ヶ関文学とも形容される文章であるので、少し慣れないかも知れませんが、時間は掛からないので気軽に読んでみてください。

 

それが多分ベストだと思います。

 

最初に、「高齢社会における資産形成・管理」のコアな主張は主に二つに集約出来ると思います。

 

①投資の活性化

②銀行の機能拡張、ビジネスモデルのシフトチェンジ

 

おそらく、この二つが中心的な主張です。

 

ここまでの主張を行うまでの現状整理に関しては日本全体としての大きな問題がまとめられています。

 

『LIFE SHIFT』などで指摘されているような内容で、我々の寿命が長期化していることが指摘され、高齢者の就労状況、退職金の現状そして、金融資産の保有状況についても触れています。

 

これらを踏まえて結果、「例の試算」が出てきます…

 

気になるのは「例の試算」が出るたびに毎回のように「人それぞれ違うけどね」みたいなエクスキューズが付いていることです。

 

こうなることに対して懸念はあったんだろうなぁというのが伺い知れます笑

 

想定としては、65歳男性と60歳女性の夫婦が無職で、平均的な金融資産を持ち、平均的な支出をしていたとして、残り30年生きるとしたら…

 

月5万円赤字が出るので、5 × 12 × 30 =1800万円 大体合計が2000万円(本報告書では1300万円〜2000万円というように書かれています)になりますよ!!

 

ということですね。

 

これに加えて、老人ホームなどを利用するなど想定外の費用が必要になる場合はもっと必要ですね。

 

2000万円に関しては足りない場合は、「高齢社会における資産形成・管理」内でも指摘されていますが、私たちがイメージする60歳とは異なるくらいには元気なので、働いている人も多いということは言われていますので、働くことも示唆されています。

 

この後、先述の二つの主張を行って行くのです。

 

銀行のサービスって普通はお金を預けて、貸して、ということをイメージしますよね。(もちろん、他にもサービスは山ほどあるのですが…)

 

でも、低金利政策や仮想通貨の存在などによって、銀行の絶対性は揺らぎ、その価値は相対的に弱いものになっていますよね。(将来的には銀行はなくなる、みたいな指摘もされていますよね…

 

国としては投資を行って欲しい…

 

そこで、銀行の有している金融知識を活用し、銀行をアドバイザーとしての役割を強化することによって、高齢者を始めとした人たちに資産を投資という形で、埋もれている資産を発掘し、そして、個々の資産も拡張することで、諸所の問題を解決しよう!!という意図を持ったものであると感じます。

 

日本の埋もれている資産は世界トップクラスで、1600兆円とかと言われています。

 

これを市場に出すことが出来れば、メリットは大きいですよね〜。

 

こういった部分を意図したものだと思いますが、現状整理の2000万円というものが一人歩きしてしまったというものですね。

 

これによって得した人はいないですよね…

 

野党も政府も金融庁も、そして、私たちも…

 

対応もみんな揃って滑稽でしたし、無駄だなぁと思いました。

批判するなら、投資という資本形成の形が日本人にとって正しいのか否か、銀行はアドバイザー的な位置付けとして代表的な立場を取るべきなのか否かなどの部分であるはずです。

 

そこについて議論を重ねることは意味があると思いますし、そういったことに時間を、ひいては税金を使って欲しいですね。

 

私たちは情報が氾濫する時代だからこそ、しっかりと選びとっていきたいですね!!

 

政府や各省庁が出している刊行物はネットで出ているものは意思決定の際に用いられていますし、タダで深く学ぶことが出来ますし、オススメですよ。

 

他にも面白いの報告書や答申はありますし、パワーポイントのスライドも尋常にないくらい情報量が詰め込まれていますし、必見です!!

 

まぁ、最初は「流行り」のこれからでも…

『金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」』

この報告書の中で指摘されているNISAやiDeCoなど資産形成についての知識を深めるには今こそお金について考え、そして我が子へ伝えよう!!/『お金の教育がすべて』がオススメです。

 

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