Mr.Childrenが誇る結婚式の定番ソング!!でも、しっかりと歌詞を読んでみると…/『365日』

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Mr.Children

本日はあの名曲、『365日』です。 

 

Mr.Children屈指の『SUPERMARCKETFANTASY』『[(an immitaition) blood orenge]』というポップアルバムに挟まれながら、プロモーションもほとんど0で、タイアップも少ない、異色のアルバム、『SENSE』を代表する一曲です。

個人的には最初に予約して買ったアルバムで、感慨深いです。

 

『SUPERMARCKETFANTASY』が発売して、そこからファンになったものですから。

 

 

ちなみに、最初に予約して買ったアルバムは『沿志奏逢3』です。(今までに発売されていたMr.Childrenのアルバムは集め始めていたのですが…)

 

CMも謎めいたCMしかやってくれなかったので、本当に『SENSE』は発売されるんだろうか?って不安になったのを覚えています。確かに、CDショップで予約したので買えるに決まっているんですけどね。

 

『SENSE』のタイアップは『ワンピース』の映画の主題歌になった『fanfare』NTTのCMのタイアップであるこの『365日』のみです。

 

このNTTのCMが泣けるんですよね~

 

感涙したのを覚えています。

 

今見ても泣けるます…

 

開始数秒で涙が出てくるので、なんか有害な信号でも出ているんじゃないかな?

 

 

イチロー選手お疲れ様でした。

俳優のお二人も若い汗

 

さて、そんな『365日』ですが、見ていきましょう♪

 

『365日』 作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai

聞こえてくる 流れてくる
君を巡る 抑えようのない想いがここにあんだ
耳を塞いでも鳴り響いている

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『SENSE』より『365日』

「君が好き」という事実は自意識としてもわかっている。でも、どうしようもない…

 

そんな経験ありますよね?この想いというを伝えるのにもまだ勇気はないし、失ってしまうものもあるかもしれませんし。

 

耳を塞ぐという行為から考えると、この恋心をどこか受け入れがたい、拒絶したい思いに駆られていることが感じられます。

君が好き 分かっている 馬鹿げている
でもどうしようもない
目覚めた瞬間から また夢の中
もうずっと君の夢を見てんだ

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『SENSE』より『365日』

恋に落ちている状態を「目覚めた瞬間から また夢の中 もうずっと君の夢を見てんだ」と表現しているのは流石です。まさに「君」に夢中なわけですね。

同じ気持ちでいてくれたらいいな
針の穴を通すような願いを繋いで


作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『SENSE』より『365日』

儚い願いですよね。「君」も自分のことを好きでいてくれたら…という願いは。

それは針の穴に糸を通しような繊細で、難しいものである事はわかっていても尚、願い続ける。

365日の
言葉を持たぬラブレター
とりとめなく ただ君を書き連ねる
明かりを灯し続けよう
心の中のキャンドルに
フーっと風が吹いても消えたりしないように

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『SENSE』より『365日』

毎日毎日、「言葉」という体裁ではない、形を持たない「想い」が文字となって、「君」への思いを書き連ねる。

 

毎日、「君」を思っている様をこういう風に表現しているわけです。

 

「ただの妄想じゃないか?」というのはナンセンスですよ。

 

 

それは「君」に恋心を伝えようと目的にあるものではなく、ただひたすらに自己完結的な行為です。

 

そして、「君」への想いの炎が消えてしまわないように、そっと灯し続けて。

例えば「自由」
例えば「夢」

盾にしてたどんなフレーズも
効力を無くしたんだ
君は放つ稲光に魅せられて

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『SENSE』より『365日』

恋愛関係というのはある意味不自由なものです。

 

何かに没頭する時間が間接的に減ってしまうことも考えられますし、エネルギーも結構必要なものですよね。

 

恋愛関係を否定するには「自由」とか「夢」というのはある種格好の名文句とも成り得た。

 

でも、その名文句さえ、「君」と出会った時の衝撃は打ち消してしまったわけですね。

 

「君」はおそらく稲光なんか放ったつもりなんてないのでしょうが、自分が内発的に発したものではなく、それを「君」由来のものだと感じている部分に主人公の性格が表れている気がしますね。

 

「ひとりきりの方が気楽でいいや」
そんな臆病な言い逃れはもう終わりにしなくちゃ

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『SENSE』より『365日』

気楽でいいという言い訳も手放す覚悟を決めたのですね。

 

もともと恋愛関係に対して何らかの影響があって、否定的に考えていたようですが、この2番で大きな変化が訪れるわけです。

 

砂漠の街に住んでても
君はそこにいさえすれば
きっと渇きなど忘れて暮らせる
そんなこと考えてたら
遠い空の綿菓子が
ふわっと僕らの街に 剥がれて落ちた

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『SENSE』より『365日』

いつものように「ラブレター」をとりとめもなく、書き連ねていたんですね。

 

それでも、なかなかこの妄想しないですよね。

 

曲の美しさと桜井さんのロマンチックな歌い方で、惑わされちゃいますが笑

 

ここで示唆されるのは心の中のラブレターが意味も目的もなく、書き連ねていた行為から、実際に現実空間に影響を与えるものに昇華されたということですよね。

 

雪が降ってきたということを「遠い空の綿菓子が ふわっと僕らの街に 剥がれて落ちた」というように表現するのは本当に詩的だなぁと感じますが、現実空間においても、本当に潤いというかそういう結果を招いています。

 

おそらく、ここで「君」と思いを伝えられている、結ばれているのだと想います。

君に触れたい
心にキスしたい
昨日よりも深い場所で君と出逢いたい

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『SENSE』より『365日』

「君に触れたい」という願望、より「君」の琴線に触れたいという思い、そして、365日の中で、昨日よりも今日、今日よりも明日と、少しずつ距離感を深めたいという希望。 

 

ちなみに、友人に『365日』がエロいということを言う人がいましたが、ん~、どうでしょう?ここのことかなぁ?

 

もしかしたら、我らが桜井さんですから、そういった意味も含まれているのかも知れませんが、メインの意味ではないと思うので、深くは言及したしません。

 

365日の
心に綴るラブレター
情熱に身を委ねて書き連ねる
明かりを守り続けよう
君の心のキャンドルに
フーっと風が吹いても消えぬように
365日の

君に捧げる愛の詩



同様に、毎日のラブレターは継続的に書き連ねるのですが、「君」の心の中には主人公への想いがある事は確認できたのですね。守り続けるわけですから。

 

その微かで、移りげな儚い炎を消えないように守り続ける事が「ラブレター」を綴る事で可能になるのでしょう。

聞こえてくる 流れてくる
君を巡る 想いのすべてよ
どうか君に届け


作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『SENSE』より『365日』

このラブレターは最初は自分の思いを確認したり、変わらず、もしくはより強く保つための自己完結的なものであったのに対して、ラブレターが「君」へ伝わる「愛の詩」となっています。

 

最初は「君」への想いに気がついても、中々受け入れ難かったわけですが、それを受け入れ、全てを「君」に伝えたいというところまで来ましたね。

 

以上が『365日』です。

正直ちゃんと歌詞を考えてなかったなぁと反省しました。

 

結婚式でも使われます(実際に友人の結婚式でも使われていました)し、ずっとハッピーな印象が正直あったのですが、より吟味してみると美しいストーリーがあり、過去のトラウマのようなものから抜け出し、そしてハッピーエンドを迎えるというものでした。

 

恋心というのはキャンドルに灯る火のように儚いものであるという感覚は素晴らしいなぁと思います。

 

『花』などでも描かれていますし、桜井さんに通底するものなのかもしれませんね。

 

最後に公式のライブ映像をぜひご覧になってください。

 

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