忘れられない人っていませんか?未練タラタラなあなたにこの美しい一曲を!!/『忘れ得ぬ人』

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Mr.Children

Mr.Childrenの転換点『REFRECTION』で甘いバラードと言ったら、この曲です。

コバタケこと、小林武史さんと「幸せな離婚」を果たし、Mr.Childrenとしてセルフプロデュースして作ったアルバムですから、非常にロック調の曲も多くなってしまいました。(もちろん、私はロック調好きなんですが)

そう行った状況で、「女の子に嫌われたくない」(桜井さん談)という一心で作成された曲がこの『忘れ得ぬ人』です。

そんな目的で作成されたとは思えない(もちろん、冗談だとは思いますが)くらいに、儚くて、甘酸っぱい曲ですよね。

 

このトレーラーを聞いても、『忘れ得ぬ人』はいい味を出していますよね。

 

 

 

 

このライブは本当にこれ以上のものはもう見られないんじゃないかって思うくらい良かったです。

 

さて、忘れようとしても忘れられない人ってみなさんもいらっしゃるかと思います。

その未練を断ち切れていない時に限って、素敵な人と出会って…

そういうことはあまりないのかも知れませんが、「本当だったら、もっと魅力的に見えているんだろうなぁ」というような素敵な人が少し影って見えてしまったという経験はあるのかも知れません。(私はあるなぁ…)

もしかしたら、今そういう状況にあるかも知れませんし、共感できる部分の多い曲だと思いますよ。

そして、ライブで演奏した際は、曲の後の美しいまでの静寂が個人的には大好きです。

数万人が一つの場所に集まっているのにも関わらず、物音ひとつ聞こえないような静寂ってもはや奇跡の域だと思うんですよね。

是非、ライブでお聞きになる機会があれば、その部分もお楽しみください。(もしかすると、誰かの「さくらいさ~ん」みたいな叫び声が静寂を阻害してしまうのかも知れませんが…

 

まぁ、それもライブならではってことで…

音に関しては『REFRECTION』はハイレゾ音源で、違う世界観に吸い込まれたのか?と思うほど綺麗ですし、最高です♪

それでは少し内容に入っていきましょう。

 

『忘れ得ぬ人』 作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai

どうしたら説明つくだろう?
君に、そして自分自身に
まるで理想通りの美しさをすぐ目の前にして

容姿で言うと、自分のまさに理想通り。

 

そんな素敵な方と近しい関係になっていっているのですね。

 

羨ましいなんて私の気持ちは置いといて…

 

でも「僕」はどこか踏み込めないでいる。その理由は理性的に考えれば、全く合理的なものではないのはわかっている。

 

寂しさに打ち勝とうとして
誘惑を目の敵にして
頑な自分とさよならできるそのチャンスが来たのに

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『REFRECTION』より『忘れ得ぬ人』

直接的には伏せてあるますが、「忘れ得ぬ人」の存在ですね。

 

「僕」はその「忘れ得ぬ人」がいないことによる、寂しさや「忘れ得ぬ人」以外の人と関係を結ぼうとすることという、誘惑への嫌悪などに縛られています。

 

そんな自分に対して、どこか否定的な気持ちは持っていて、「変わらなきゃ」という思いは客観的に見ると、持っているんです。

  

そして、変われるチャンスはすぐ目の前にある。

甘く切なく響く 君が弾くピアノのコードに
一つの濁りも無く
優しく僕を包んでいくけど

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『REFRECTION』より『忘れ得ぬ人』

このピアノはメタファーという理解でいいのでしょうか?

彼女から発せられる思いは「僕」に対して、嘘偽りもなく、愛情に満ちていて、それでいてどこか憂いも抱えながら、優しく、発せられる。

 

まだ何か意味が込められているような気がするので、わかる方がいればお教えください!!

何してたって 頭のどこかで
忘れ得ぬ人がそっと微笑んでいて
憧れで 幸せで 僕を捕まえ立ち止まらせる
誰一人として近づけないくらい
忘れ得ぬ人が胸を濡らしていく
心の岸辺で僕は今日も待ってる

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『REFRECTION』より『忘れ得ぬ人』

それでも、「忘れ得ぬ人」という存在が絶対的な存在として「僕」の中にいる。

 

それはどんな時にも浮かんでくる。

 

その「忘れ得ぬ人」への憧れ、「忘れ得ぬ人」と築いた幸せ、が目の前のチャンスや幸福から「僕」を遠ざける。

 

その「忘れ得ぬ人」は今は「僕」を悲しませる要因でもあるのだけれど、過去の思いからいつか「忘れ得ぬ人」が帰ってくることも心の片隅で期待してしまっている…

 

君の望み通りに
そつなくこなす僕もいる
何食わぬ顔をして満足げに振舞えるだろう

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『REFRECTION』より『忘れ得ぬ人』

そんな思いを抱えながらも、「君」との関係は少しずつ近いものになってきます。

 

「君」が求めていることを滞りなく、こなせてしまう。

そして、それで満足感を感じているかのように完璧にこなせる自信もある。

本当はその方法が正しい道かもしれない
きっと後悔もするんだろう
だけどその手を引き寄せはしない

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『REFRECTION』より『忘れ得ぬ人』

「忘れ得ぬ人」はおそらく「僕」の元に戻ってくることはない。

 

それを考えると、「君」と無難に生活することも悪くはないことはわかっている。

 

これを逃すと、のちに「僕」自身が後悔に苛まれることもわかっている。

 

けれど、理想的な「君」との関係性を近づけようとはしない。

愚かだって自分で思っていても
忘れ得ぬ人が心に生きていて
優しさで 厳しさで僕を抱きしめ立ち止まらせる

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『REFRECTION』より『忘れ得ぬ人』

「君」との関係をより親しいものにするというチャンスを逃すことは愚かしいことであるとは理解している。

 

それでも、「忘れ得ぬ人」が優しげに、時に厳しく「僕」を愛してくれた記憶がそのチャンスを得ようとすることにブレーキをかける。

 

歳を取って自由を捥がれても
忘れ得ぬ人だけが心にいる
その日が来るのをどこかで願ってる

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『REFRECTION』より『忘れ得ぬ人』

次第に歳を取ってしまい、こういったチャンスに恵まれることもなくなっていくだろう。

 

それでも、いつか、「忘れ得ぬ人」が「僕」のところへ戻ってくるかも知れない。

 

そんな儚い願いを胸に。

 

何してたって 頭のどこかで
忘れ得ぬ人がそっと微笑んでいる

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『REFRECTION』より『忘れ得ぬ人』

日々どんな時も、「忘れ得ぬ人」が思い出の中であっても、笑っていてくれる。

 

一見他人から見れば「僕」は幸せではない終わりを迎えようとも、それで十分に幸せなのかも知れませんね。

 

以上が『忘れ得ぬ人』でした。

 

こういう状況に近い経験をした方には響きますよね。

 

ハッピーエンドとは言えず、結局何にも変化がないようなものでしたが、理想の人に出会ってチャンスを目の前にしたことで、返って「忘れ得ぬ人」への想いが大きくなったのかな?と感じさせられます。

 

さて、この「忘れ得ぬ人」について少し考えてみたいと思います。

 

そもそも、「忘れ得ぬ人」は存命なのか?

 

もうすでになくなっていることも十分に考えられるはずです。

 

会いに行こうなどの描写などもないですもんね。

 

そして、今の「忘れ得ぬ人」の描写もない。

 

こういった部分からもうすでになくなっていることも考えられますよね。

 

そう考えると、待ってることへの儚さは増しますよね。

 

また、亡くなってはいないんだけど、関係性がなくなってしまった恋人ということも十分に考えられるはずです。

 

もう何年も会っていないんだけど、まだ想い続けているということも考えられます。

 

そして、おそらく、こちらの方が多くの方の経験に近いと考えられ、共感できるのであればこちらの解釈だと思います。

 

皆さんに取っての「忘れ得ぬ人」は思い出せましたか?

 

懐かしい初恋なんかを思い出した方もいらっしゃるのかも知れません。

 

そんな淡い想いを大事にしつつ、そんな思いをふっと思い起こさせるこの『忘れ得ぬ人』は女子ウケ抜群の曲でしたね笑

 

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日常の中に彩りを

コメント

  1. […] 忘れられない人っていませんか?未練タラタラなあなたにこの美しい一曲を!!/『忘れ得ぬ人』 […]

  2. […] そして、『忘れ得ぬ人』なんかは空気が一変するような世界観に包み込まれました。皆さんそれぞれ「忘れ得ぬ人」がいるんですねぇ。(それはほら、一緒にライブに行った方とは違う […]

  3. […] 『REFRECTION』だと『忘れ得ぬ人』(曲調などは全然違いますが)、『HOME』などでは『やわらかい風』の路線だと思います。 […]

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