「あぁすれば良かった。こうすれば良かった。」と人は意味がないとわかっていても、後悔してしまうもの。
難しいことだとわかっていても、後悔がないように人生を歩んでいきたいものですね。
では、後悔をしている原因になる行動を分析していく必要があります。
皆さんはどんな時に後悔していますか?
もちろん、人それぞれ違うと思います。
私だと、よくあるのはもっと効率的にしておけば良かったなぁとか、もっと頑張れば良かったなぁなどです。
後は小さいところだと、チャンスって油断している時にやって来たりするものなんだなぁと思ったりします。
今来て欲しくないのに、状態が悪いのに…って時に来るなぁとよく後悔しているような気もするので、なるべくベストパフォーマンスを常に発揮しようとは心がけています。
まぁ、それが出来れば誰も苦労しないのですが…
まぁ、いろんな後悔の仕方がある中で、『靴ひも』の内容から学んで、先んじる後悔を予防しましょう。
『靴ひも』 作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲 Kazutoshi Sakurai
いつまでうだうだしてるんだ
作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲 Kazutoshi Sakurai
どうすべきかは知ってるんだ
君の絵の具で濁った僕がいい
こだわってたものみんな
誰かに譲ったっていいや
失いたくない 急がなくちゃ
『I LOVE YOU』より『靴ひも』
「靴ひも」は何のメタファーなのか?
ここが少し考えていかなければならない部分だと思います。
なかなか頭ではわかっていても、行動に移せないということはたくさんあると思います。
それを阻害するものって何でしょう?
それに付随する労力が重く、煩わしいことでしょうか。
それとも、それを遂行することへの自信がないのでしょうか。
様々あると思いますが、ここで「靴ひも」が指しているものは少し違うのだと思います。
一言で言えば、「面子」とか「体裁」なのかな?とここでは考えます。
「〇〇のカラーに染まる」などの表現がありますが、それを「君の絵の具」という表現は珍しいですよね。
カラーに染まるという表現は綺麗にその色に染まるイメージを抱いてしまいますが、実際は自分の色というのは確実に残るわけですから、混ざるだとか、ここでいう濁ったというような表現の方が正確ですよね。
大事にしていた、囚われていた、面子や体裁などを捨てて行動できれば、あの時の後悔はなかったのに…
そんなことを想起した方もいらっしゃるかと思います。
靴ひもも結ばずに 駆け足で飛び出して
作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲 Kazutoshi Sakurai
停留所を通過してく そのバスに飛び乗って
あぁ 1秒でも早く君の持つ場所へ
『I LOVE YOU』より『靴ひも』
「靴ひも」が解けていると普通はだらしない印象を与えてしまったりするかと思います。
そんな「靴ひも」を結ばずに、駆けていく。
これが面子や体裁を気にせずに、自分の思うままに行動することへの決心を象徴しているのかと思います。
なりふり構わずという感じですね。
普通であれば、「靴ひもを結んで…決心する」みたいな表現が多いですが、逆ですね。
こういった靴ひもの使い方はなかなかないと思います。
停留所を過ぎたバスには今の時代なかなか乗せてくれない印象があります(たまに事件になったりしてますよね)が…
次のバスを待てないくらいに、少しでも早く「君」に会いたいという感じが伝わって来ます。
もっと言えば、バスの中で靴ひも結べば…なんてのは、置いときましょう…
スーパーの前の歩道に
作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲 Kazutoshi Sakurai
主人を待つ雑種の犬
ガードレールに繋がれている
君に微笑んで欲しくて
吊り革握っている僕とどこか似ている
そわそわして
『I LOVE YOU』より『靴ひも』
犬の例えですね。
ガードレールに繋がれている犬と吊り革握っている「僕」。
前者は飼い主を待っていて、後者じゃ「君」に会いにいく。
この種の例えは『羊、吠える』の例えとも近いものがありますね。
愛しくて 苦しくて そして自分を見失って
作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲 Kazutoshi Sakurai
ウザッたくて 終わらして でももっと 苦しくて
あぁ 一瞬でも早く君の待つ場所へ
『I LOVE YOU』より『靴ひも』
感情の爆発。
恋の葛藤が伏されているのでしょうか。
少しでも早く「君」に会いたいというのが伝わって来ます。
渋滞で 停車した このバスを飛び出して
作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲 Kazutoshi Sakurai
靴ひもも気にせずに 全力で駆け出して
愛しくて 切なくて 君の色で 濁っている
その部分が 今一番 好きな色 僕の色
一秒でも早く君の待つ場所へ
一瞬でも早く君の待つ場所へ
『I LOVE YOU』より『靴ひも』
渋滞で遅くなってしまっているバスを飛び出してしまうほどに、少しでも君に会いたい。
この思いは凄まじいものがあります。
こんな面子や体裁をほっぽりだして行動できれば後悔しないでしょうね。
冒頭でうだうだしていた「僕」からは考えられない思い切りです。
いつの間にか「君」の影響で変わってしまった自分の性格が、気づいたら自分の一番好きな部分になっている。
「君」には少し憂いがあるのかも知れませんね。
そんな部分も含めて、いち早く会いたいと感じているのかも知れません。
以上が『靴ひも』でした。
面子や体裁は判断を鈍らせますが、私たちはなかなかそれを振り払うことは難しいものです。
自分はどうすれば一番後悔しないか、それを常に考えて生きていきたいですね。
まぁ、靴ひもは結ばないと危ないからちゃんと結んで出掛けましょうね。
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