曲名に隠された秘密!!ただの現実に鬱屈した男の歌じゃない!!!/『PIANO MAN』

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Mr.Children

現実に押しつぶされそうになって、何もかも放っぽり出したくなることありますよね?

 

この歌はまさにそんな気分の時に聞きたくなるような歌です。

 

結局何もしてないんだけど、マインドセットは少し変わって、一種の諦念達観のような境地に達しています。

 

そこからは「自分」次第ということですかね。

 

あと、タイトルの秘密はご存知でしょうか?

 

 

結構有名なので、そんなにもったいぶるようなことでもないのですが…

 

『PIANO MAN』。

 

少し、考えてみてくださいね。

 

『PIANO MAN』 作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai

 

くだらぬテレビ点けっ放しで 明け方近くに思いついたのは

「やめちゃおうかどうか」で

誰にも望まれてない気がする 生き甲斐だなんて言える代物じゃねぇ

これはきっと確かだ

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『HOME』より『PIANO MAN』

 

何故明け方近くまで、くだらないテレビが点けっ放しだったんでしょうか。

 

個人的な経験としてはテレビを点けたまま、疲れ果ててしまっていて寝てしまい、明け方に目を覚まして、誰に見られるわけでなく、点いているということはあります。

 

それとも、明け方まで作業を重ねていて、何となく気を紛らませるためにテレビを点けていたのか、それとも、単純にくだらないテレビを見ていたのか。

 

本当の部分はわかりませんが、何となく経験のある人も多いのかなと思います。

 

そういう状況って、気分が落ちていることもあって、否定的な考えが浮かぶものです。

 

今やっている作業は生き甲斐であるはずもなく、そして、誰に望まれているものでもない。

 

この「僕」の職業は何なのでしょうかね。 

 

題名から考えれば、ピアノ奏者などの音楽家でしょうか。

 

でも、そこまで明言されている訳ではないので、殊更定める必要もないのだと思います。

 

皆さんの立場で考えることの出来る余地を作っている訳ですね。

 

 

志と理念ばっか大きな顔して

猫背気味の現実とバランス悪いみたいなんだ

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『HOME』より『PIANO MAN』

 

高尚な志や理念は確かに影響力が高いですし、その意味というのも大きいもの。

 

ただ、背負った負担や責任などなどで、そういったものとの調和は取れないようになってきてしまっている。

 

郵便ポストに投げ込まれた 数多の誘惑に食いついたなら

ハッピーになれるかな?

突きつけられた 締め切り ノルマ

いったい誰のために生きてんだろう?

考えるのも飽きたなぁ

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『HOME』より『PIANO MAN』

 

郵便ポストにはいろんなチラシなどが無責任に投げ込まれます。

 

誰が利用しているんだろうというようないやらしいチラシやよくわからないビジネスチラシ。

 

「この中に幸せはあるのか?」そんなことを思ってしまうほどに追い込まれています。

 

結局、締め切りやノルマなんてものを背負い込まされて自分の「幸せ」なんかのためには到底生きられていないし、代替可能なものでしかない。 

 

この現実や問いは何度も自分に投げかけるけれども、納得のいく解答はまだ出せていない…

 

床の上に横なって一日中寝ていたい

自由をつかんだ空想が僕を癒してく

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『HOME』より『PIANO MAN』

 

今ある現実から逃れたい。

 

嫌悪されがちな現実逃避すら「僕」を癒す。

 

結構追い詰められていますね…

 

無限大にある きっと可能性は果てしない

転んだなら 這いつくばったって進もう
立ちすくんでいようが 歩いていようが 時計の針は進むぞ
all right all right all right
言い聞かせるよ イッツ ゴナ ビー オーライ

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『HOME』より『PIANO MAN』

 

可能性は無限大。

 

ここまで追い込まれている人から出るこの言葉は一つの境地ですね。

 

 

失敗したって、そこから前に進めばいい。

 

行動を起こさなくとも、進んでいたとしても、時間というものは「平等」だから。

 

all rigt(大丈夫)何度も自分と言い聞かせる。

 

「イッツ ゴナ ビー オーライ(なんとかなるさ)」とカタカナになっているのは、「自分」の不安感、そして言い慣れていないたどたどしさを表しているのでしょうか。

 

いがみ合いなんてしたくないけど

口を開く度角が立つじゃない

孤独よりはましかなぁ

政治も株価も道行く人も怪しいけれど

自分を誰より信用できないでいる

 

誰かに対しても口をつぐんでしまう。

 

争い不快を与えてしまうかもしれないから。

 

でも、今感じている孤独感よりはマシなのかも知れないとなんか思ってしまう。

 

様々なものを信用できないけれど、何より自分自身を信用できていない

 

ここに「僕」の問題の根源があるのかも知れませんね。

 

種も仕掛けも見破られた手品 見せるよ


ダマされたふりしてくれる人誰かいないかな

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『HOME』より『PIANO MAN』

 

自分が行なっていることはもはやありふれていて、そこには「手品」の生む驚きなんて存在しないことはわかっている。

 

でも、それに対しても「優しく」ダマされたふりをしてくれるような人も探している。

 

 

遠慮はいらない 思うがままの生きればいい
ポテンシャルなら まだ十分に発揮していない
捨てる神あらば拾う神あり その両方と手をつないだら
all right all right all right
呪文唱えるよ 
イッツ ゴナ ビー オーライ

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『HOME』より『PIANO MAN』

現実に鬱屈しているが、自分はもっと出来る。

 

「遠慮なんてしなくていい。あるがままで生きたらいい。まだ自分の持てる才覚を十分に発揮するほど、本気出していないだろ?」と自分に言い聞かせる。

 

「僕」を必要としていない人がいるのなら、反対に必要としている人もいる。

 

その両者とも仲良く暮らせたとしたら…

 

 

「大丈夫。何とかなるさ。」

 

遠慮はいらない 思うがままに生きればいい

ポテンシャルなら まだ十分に発揮していない

無限大にある きっと可能性は果てしない

転んだなら 這いつくばったって進もう

立ちすくんでいようが 歩いていようが 時計の針は進むぞ

all right all right all right

言い聞かせるよ イッツ ゴナ ビー オーライ

all right all right all right

呪文唱えるよ イッツ ゴナ ビー オーライ

作詞 Kazutoshi Sakurai 作曲  Kazutoshi Sakurai
『HOME』より『PIANO MAN』

 

今まで出てきたものを繰り返すわけです。

 

理論武装して、マインドセットは「大丈夫。何とかなるさ。」となっています。

 

「ケセラセラ」などのように呪文やまじないのように「僕」の心を支えています。

 

 

以上が『PIANO MAN』でした。

 

結局何もしていないのですが、前向きなマインドシフトですね。

 

まぁ、多くのことはそんな些細なことで大きく変わっていくのかも知れませんね。

 

さて、この『PIANO MAN』ですが、反対から読むと…

 

N A M O N A K I P。

 

名もなきPになります。

 

「は?だから?」となるかも…

 

このPとは『REFRECTION』以前までMr.Childrenを支えてきたプロデューサーであり、ピアノ演奏者である、小林武史さんのことを指していると言われています。

 

音楽界有数のプロデューサーであるコバタケこと、小林さんがこんな鬱屈な生活はしていないだろうな…と思うので、内容までは完全にモデルという訳ではないと思うのですが、メロディはピアノアレンジの存在感も強い一曲に仕上がっているんですね。

 

こんなところにも言葉遊びがあるなんて、流石ですね♪

 

Mr.Children
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