この本を読めばわかること・身につくこと
・本を選ぶ際に愛菜さんの本の紹介を基に本を選ぶことが出来る
・子どもの本を選ぶ際に読書家だった子どもの参考にすることが出来る
噂の芦田愛菜ちゃん、いや、愛菜さんの本です。
読書家として知られている愛菜さんがいよいよ本を出したわけですね。
人生2周目とも言われる愛菜さんさすが、中学生とは思えないなぁ。
「もう中学生なのかぁ…」という驚きとともに、「本当に中学生なの?」という二重の意味です笑
『まなの本棚』は一言で言えば、様々な本の紹介を愛菜さんの言葉で行なっていくものです。
「こんなに幅広く本を読んでいるのか…」と驚くほど、様々な本を紹介してくれています。
さすがにビジネス書や専門書は読んでいないようですが…(もしくは紹介していないだけなのかも知れませんが)
でも、古事記や源氏物語などの古典までも愛菜さんは読んでるんですよ!!
簡易版も出ているとは言え、なかなか読んでいる人は少ないですよね…
ここらへんの知識は本当に振ってみても知っている人がいないなぁと感じていたのですが、この若さでしっかりと読んで親しんでいることは本当にすごいと思います。
カフカの『変身』や漱石や鴎外などの近代文学なども読んでいるのです。
いやぁ、凄い。
愛菜さんがどういう未来を歩むのかはわかりませんが、これだけしっかりと本で学ぶ習慣をつけられていると本当に楽しみですね♪
このまま女優として、子役のジンクスを打ち破り、大成するのもよし、アカデミックな世界やビジネスの世界で活躍するのもよし、今の時代だとこの二兎を追うことも可能ですよね。
愛菜さんの知名度と知識、および知識を習得していこうとする姿勢があれば、無限の可能性が広がっていると思いますよね♪
現在小説なども本当によく読んでいて、辻村深月さんを神にも等しい存在として崇拝し、とんでもない熱量をもって辻村さんの小説を紹介してくれています。
そして、その辻村さんと愛菜さんの対談も掲載されていて、ここにもその熱量をふんだんに感じられますし、辻村さんの小説の向き合い方なども書いてあり、こんな風に小説書けるなんて、辻村さんの小説読みたくなるなぁ〜と思いました!!
対談といえば、京都大学の山中伸弥教授と愛菜さんと対談も掲載されていて、もちろん、愛菜さんの問いを山中教授が答えていくという形をメインに進んでいくのですが、その問いもよく思考の跡が見えて本当に驚かされますし、山中教授の回答もとても価値のある対談となっています。
私も含め、みなさんもおそらく愛菜さんをみる視点というのはどこか親戚の子を見ているような感覚ですよね。
私はほとんど現代小説を最近読めていないので、愛菜さんからオススメの小説をたくさん教えてもらって非常に満足です。
私が現代小説を読めない、読まない理由は何となく多すぎて選べないからというものです。
小説は楽しむもの、その過程こそが価値があると思います。
この過程を評価するには買う前にはなかなか難しいものですよね。
評判程度はよく聞くけど、その評判も跋扈している。
だからこそ、選べないんですよね。
少し深く調べるとネタバレにも出会いそうですし、情報を取得しづらいということもありますしね。
だから、気づいたら専門書やビジネス書を手にとってしまうんですよね…
私と同じ方いらっしゃるかなぁと思います。(多分)
そういった意味でこの愛菜さんが紹介してくれたことで、私の現代小説への扉が開かれそうです♪
愛菜さんようにこんなに若いうちに学べる姿勢を作るということができれば、様々な面で開かれると思います。
お子さんがいらっしゃる方は子どもにとってどういった本を与えればいいのか?という問いにも有効だと思います。
中学生という子どもから大人への過渡期という難しい時期で、こういった本を出してくれたことで、幅広い層にリーチする本だとも思います。
本屋さんやネットでは非常に多くの本がたくさんありますし、日々膨大な本も出ています。
その中で確かな本をしっかり読んでいくための道しるべにもなるので、是非読んでみてくださいね。
あんなに小さかった愛菜さんの成長も感じられると思いますよ♪
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